ユカ佐倉市への移住を検討していたとき、夫と一緒にハザードマップを調べたんですが、佐倉育ちなのに知らなかったことがけっこうあって驚きました。



えっ、地元出身でも知らないことがあるんですか?ハザードマップってそんなに複雑なんですね。



高崎川沿いの浸水リスクとか、内水浸水の話とか、洪水マップだけじゃ見落とすことがあるんです。この記事で丸ごと解説しますね!



移住検討中なので、避難所の情報や地区別のリスクもぜひ教えてほしいです!
- 佐倉市の防災ハザードマップの見方・入手方法(Web版・冊子版)
- 洪水・土砂・内水・津波それぞれのリスクと確認ポイント
- 避難所39か所の注意点と使えない場合の対応
- 防災無線が聞こえないときの情報収集方法と地区別リスクの調べ方
佐倉市の防災ハザードマップを確認する方法


- Web版マップで住所を入力してすぐ確認できる
- 冊子版は市役所・各市民センターで無料入手できる
- 洪水・土砂・内水の3種類のマップをすべて確認することが大切
佐倉市の防災ハザードマップは、令和4年(2022年)3月に作成されたものが現在の最新版です。国土交通省・千葉県が指定した洪水浸水想定区域と、千葉県が指定した土砂災害警戒区域をもとに作られています。
対象河川は利根川・高崎川・印旛沼流域で、氾濫時の浸水深や指定避難所の情報が掲載されています。Web版と冊子版があり、どちらも無料で確認・入手できます。
Web版マップで住所を入力して確認する
最も手軽なのは、Web版ハザードマップで自分の住所を直接入力して確認する方法です。パソコンはもちろん、スマホからも操作できます。
Web版マップのURLは以下のとおりです。
- 佐倉市防災ハザードマップ(Web版):https://www.city.sakura.lg.jp/section/bosaimap/
- ハザードマップ公式案内ページ:https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kikikanrika/112/hazardmap/5703.html
住所を入力すると、その地点の浸水想定深や土砂災害警戒区域の該当状況を確認できます。物件の候補を絞り込む段階で、それぞれの住所を入力して比較するのに便利です。
冊子版の配布場所と問い合わせ先
紙の冊子版が欲しい場合は、市役所か各市民センターで入手できます。主な問い合わせ先は以下のとおりです。
- 佐倉市役所 危機管理課(防災班)
- 住所:〒285-8501 千葉県佐倉市海隣寺町97番地
- 電話:043-484-6131
冊子版の在庫状況は変わることがあるので、訪問前に電話で確認しておくと安心です。防災ガイドブックの配布も同じ窓口が担当しています。
洪水・土砂・内水の3種類を見比べる
佐倉市のハザードマップは1種類ではありません。大きく分けると「洪水浸水想定区域」「土砂災害警戒区域」「内水浸水想定区域」の3種類があります。
このうち内水浸水想定区域は、佐倉市上下水道部が別途公開しているマップです(URL:https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/jogesuidobu/13/142/2649.html)。洪水マップだけを見て「浸水リスクなし」と判断すると見落としが生じる可能性があるので注意が必要です。
3種類すべてを確認する習慣をつけておくと安心です。
3種類のハザードマップ確認ポイント
- 洪水浸水想定区域:利根川・高崎川・印旛沼流域の河川氾濫リスク
- 土砂災害警戒区域:台地縁辺部など地形が急変するエリアのリスク
- 内水浸水想定区域:下水道・排水路の処理能力超過による浸水リスク(佐倉市上下水道部が別途公開)
佐倉市の洪水リスクと過去の浸水被害


- 高崎川・鹿島川流域では過去に約10年おきに大規模水害が発生している
- 外水氾濫(川の氾濫)と内水浸水は別マップで確認が必要
- 印旛沼・上座エリアは流域の浸水リスクをハザードマップで要確認
佐倉市を流れる高崎川・鹿島川は、過去に繰り返し大きな水害を引き起こしてきた河川です。印旛沼流域のエリアも含めると、市内には浸水リスクの高い地区が点在しています。
移住を検討する際は、候補エリアがどの河川の近くにあるかを意識しながらハザードマップを確認することが大切です。
高崎川・鹿島川流域で繰り返された水害
高崎川流域の鹿島川・表郷地区は、過去に何度も大きな被害を受けてきたエリアです。記録に残っている大規模被害だけでも、以下の3回があります。
- 平成3年(1991年):大規模な被害が発生
- 平成8年(1996年):大規模な被害が発生
- 平成13年(2001年):大規模な被害が発生
約10年おきに大きな水害が繰り返されてきたことになります。これを受けて、高崎川流域では水防体制の強化と施設整備が進められてきたとのことです(出典:佐倉市公式サイト「高崎川流域の水防体制と施設整備の水害対策について」)。
ただ、対策が進んだからといって浸水リスクがゼロになったわけではありません。流域エリアへの移住を検討する場合は、ハザードマップで最新の浸水想定を確認することが大切です。
外水氾濫と内水浸水は別マップで確認
「洪水ハザードマップを確認したから大丈夫」と思っていると、見落としが生じる場合があります。川が溢れる「外水氾濫」とは別に、「内水浸水」というリスクがあるからです。
内水浸水とは、大雨のときに下水道や排水路の処理能力を超えた雨水が地表に溢れる現象です。川から離れた比較的内陸のエリアでも発生しうる点が特徴です。
佐倉市上下水道部が別途「内水浸水想定区域図」を公開しています(https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/jogesuidobu/13/142/2649.html)。洪水マップと合わせて両方を確認することをおすすめします。
洪水マップだけでは不十分!見落としやすいリスク
- 洪水マップだけ確認して「浸水リスクなし」と判断してしまう
- 内水浸水想定区域図を確認しないまま物件を決める
- 川から離れているから安全と思い込む(内水浸水は内陸でも発生する)
印旛沼・上座エリアの浸水リスク
印旛沼の南岸方面に位置する上座エリアは、印旛沼流域の浸水リスクとの関係を確認しておくべきエリアです。
印旛沼は佐倉市北部に隣接する大きな湖沼で、流域が広いため大雨時の水位変動が大きくなる場合があります。上座地区の候補物件を検討している方は、Web版ハザードマップで住所を入力して浸水想定深を確認しておくと安心です。
佐倉市の土砂災害警戒区域を確認する


- 台地の縁辺部(端)は土砂災害が発生しやすい地形で要注意
- 自治会別のハザードマップが整備されており、公式サイトから確認できる
- 「台地上だから安全」とは一概に言えない点に注意が必要
洪水リスクと並んで確認したいのが、土砂災害警戒区域です。佐倉市では千葉県が指定した土砂災害警戒区域に基づき、自治会別のハザードマップが整備されています。
台地の縁辺部が対象になりやすい理由
佐倉市の地形は、台地と低地が複雑に入り組んでいます。城址公園周辺のように台地上に住宅地が広がっている地域が多い一方、台地の端(縁辺部)では地形が急激に変化します。
この縁辺部は土砂災害が発生しやすい地形であり、土砂災害警戒区域に指定されているエリアがあります。「台地上だから安全」と一概には言えないため、縁辺部近くの物件を検討する際は土砂災害マップも必ず確認してください。
自治会別マップの探し方
佐倉市の土砂災害ハザードマップは、自治会別に地図面・情報面が整備されています。以下の公式ページから自分の地区のマップを確認できます。
- 土砂災害ハザードマップ(自治会別):https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kikikanrika/112/hazardmap/3847.html
ページにアクセスしたら、自分の自治会名を探して該当するマップをダウンロードします。移住先の候補地区が決まったら、その地区のマップを事前に確認しておくと安心です。
自治会別マップの確認手順
- 公式ページ(https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kikikanrika/112/hazardmap/3847.html)にアクセスする
- ページ内から移住候補地区の自治会名を探す
- 該当マップをダウンロードして地図面・情報面を確認する
佐倉市に津波リスクはあるか


- 佐倉市は津波浸水想定区域の対象外(内陸部のため)
- 城址公園エリアは標高約30メートルの台地上で地形的メリットあり
- 津波リスクがない一方、洪水・内水・土砂災害のリスクは地区ごとに異なる
首都圏からの移住検討者の方から「佐倉は津波は大丈夫?」という声を聞くことがあります。結論から言うと、佐倉市は津波浸水想定区域の対象外です。移住を検討している方に早めにお伝えしたい情報です。
津波浸水想定区域の対象外である理由
佐倉市は海岸線から大きく離れた内陸部に位置しています。そのため、佐倉市の防災ハザードマップには津波浸水想定の記載がありません。
市のハザードマップが対象としているのは、利根川・高崎川・印旛沼流域の河川氾濫による洪水浸水と土砂災害です。津波については「そもそも対象外」という理解が正確です。
ただし、津波リスクがないからといって防災上のリスクがゼロというわけではありません。洪水・内水浸水・土砂災害のリスクは地区によって異なるため、引き続き確認が必要です。
城址公園エリアが高台である地形的メリット
佐倉城址公園がある城内町エリアは、鹿島山西端部の台地上に位置し、標高は約30メートルあります。北に印旛沼、西と南に鹿島川・高崎川の低地を見下ろす地形です。
この台地上という立地は、河川氾濫時の浸水リスクという観点から一定の地形的メリットがあります。佐倉中学校や国立歴史民俗博物館(歴博)もこの城内町エリアにあります。
ただし「台地上=完全に安全」とは言い切れません。城内町エリアの具体的な浸水想定については、Web版ハザードマップで住所を入力してご自身でご確認ください。
佐倉市の避難所39か所と使えない場合の注意


- 指定緊急避難場所・指定避難所はそれぞれ39か所が指定されている
- 臼井小学校は洪水時の指定緊急避難場所から除外されている事例あり
- 台地上の避難所(佐倉中学校など)は洪水時にも機能しやすい立地条件を持つ
佐倉市では、災害対策基本法に基づいて指定緊急避難場所39か所・指定避難所39か所が指定されています。ただし、すべての避難所がすべての災害に対応しているわけではないため、事前確認が不可欠です。
指定避難所の一覧を事前に確認する
指定緊急避難場所・指定避難所の一覧は、佐倉市公式サイトで公開されています。
- 避難所一覧ページ:https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kikikanrika/112/hinanjo/3401.html
一覧では、各施設がどの災害種別(洪水・土砂災害など)に対して指定されているかを確認できます。自宅から近い避難所が「どの災害に使えるか」を事前に把握しておくことが大切です。
臼井小学校が洪水時に使えない理由
わかりやすい例として挙げられるのが臼井小学校です。臼井小学校は洪水時の浸水想定区域内に位置しているため、洪水時の指定緊急避難場所には指定されていません。
「避難所は近くの学校」と漠然と思っていると、洪水の際に使えないという事態になりかねません。臼井地区に住んでいる方や、臼井エリアへの移住を検討している方は、洪水時の避難先を別途確認しておく必要があります。
このように、災害の種類によって「使える避難所・使えない避難所」が異なります。自宅エリアの避難所一覧を事前にチェックしておくことを強くおすすめします。
避難所に関するよくある思い込みに注意
- 「近くの学校に避難すればOK」と事前確認をしないでいる
- 避難所が全災害に対応していると思い込む
- 洪水時に使えない避難所に向かってしまう
佐倉中学校など台地上の避難所を把握する
佐倉中学校(千葉県佐倉市城内町117-10)は、城址公園に隣接する台地上に位置する指定避難場所です。標高約30メートルの台地上にあるため、河川氾濫時でも比較的安全な高台エリアにあります。
台地上の避難所は、洪水時にも機能しやすい立地条件を持つ場合があります。自宅から徒歩でアクセスできる台地上の避難所を事前に把握しておくと、いざというときの行動につながります。
各施設の正式な指定状況は、公式の避難所一覧ページで必ずご確認ください。
防災無線が聞こえないときの情報収集


- 佐倉市の防災情報配信サービスへの登録が最初の対策
- 防災ガイドブックをダウンロードして内容を把握しておく
- 地区別リスクはWeb版ハザードマップで住所入力して確認するのが最も確実
「佐倉市 防災行政無線 聞こえない」というサジェストがあるほど、防災無線が届かないケースは珍しくないようです。窓を閉め切っていたり、建物の構造によっては聞こえにくいことがあります。
いざというときに情報が得られないと困るため、複数の情報収集手段を日頃から準備しておくことが大切です。
佐倉市の防災情報配信サービスを登録する
防災無線が聞こえない場合の代替手段として、まず検討したいのが佐倉市の防災情報配信サービスへの登録です。メールやアプリを通じて、避難情報・気象警報などをリアルタイムで受け取ることができます。
登録方法の詳細は佐倉市公式サイトで確認できます。登録は無料で、スマホがあれば設定できます。台風シーズン前に登録しておくのがおすすめです。
家族全員のスマホに設定しておくと、外出先でも情報を受け取れて安心です。
防災無線が聞こえないときの情報収集チェックリスト
- 佐倉市の防災情報配信サービスに登録する(無料・スマホで設定可)
- 家族全員のスマホに配信設定をしておく
- 防災ガイドブックをダウンロード・または冊子を入手して読んでおく
- 台風シーズン前に設定・準備を完了させておく
防災ガイドブックのダウンロードと活用法
佐倉市では「防災ガイドブック」を公開しています。避難行動の手順・非常持ち出し品・地域の防災情報などが一冊にまとまっています。
- 防災ガイドブック公式ページ:https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/kikikanrika/112/bosaikeihatsu/4945.html
PDF版はページからダウンロードできます。冊子版は市役所・各市民センターで配布していますが、在庫状況は変わる場合があるので事前に確認するとよいでしょう。
防災無線が聞こえないときの対処法なども掲載されているので、一度目を通しておくと役立つ情報が多いと思います。
移住前に確認したい地区別リスクの調べ方
佐倉市内でも、地区によってリスクの傾向が異なります。移住先を選ぶ際の参考として、主な地区の立地特性を以下にまとめました。ただし詳細な判定は必ずWeb版ハザードマップでご確認ください。
| 地区名 | 立地特性・リスク傾向 |
|---|---|
| 志津 | 台地上の住宅地。JR総武線沿線の平坦エリア。内水浸水リスクはハザードマップで要確認 |
| 臼井 | 印旛沼・高崎川に近接するエリアを含む。臼井小学校が洪水時の避難場所から除外されている事例あり。要注意 |
| ユーカリが丘 | 計画的に開発された丘陵住宅地。全体的に台地上だが、低地との境界部はハザードマップで確認を |
| 上座 | 印旛沼南岸方面のエリア。印旛沼流域の浸水リスクとの関係をハザードマップで要確認 |
| 王子台・井野・染井野・大崎台 | 各エリアの詳細はWeb版ハザードマップで住所入力して確認を |
地区別の傾向をざっくり把握したうえで、気になる住所をWeb版マップ(https://www.city.sakura.lg.jp/section/bosaimap/)に入力して確認するのが最も確実です。
物件の候補が2〜3か所に絞れたら、それぞれの住所をマップに入力して浸水深・土砂災害警戒区域の該当状況を比較してみてください。佐倉は地形に起伏があるため、同じ地区内でも台地上と低地では結果が大きく異なることがあります。
- 佐倉市の防災ハザードマップは洪水・土砂・内水の3種類をすべて確認することが大切
- 高崎川・鹿島川流域は過去に繰り返し水害が発生しており、対策後もリスクゼロではない
- 佐倉市は津波浸水想定区域の対象外だが、洪水・内水・土砂災害のリスクは地区ごとに異なる
- 避難所は災害種別によって使える・使えないが異なるため、事前に公式一覧で確認を
- 防災無線が聞こえない場合は、佐倉市の防災情報配信サービスへの登録と防災ガイドブックの活用で備えておく



